ダンスシューズ選びって、意外と奥が深いですよね。
デザイン、クッション性、ブランド、価格。見るべきポイントはたくさんありますが、「結局どれを優先すればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
僕はいま、室内スタジオで使うシューズを探していて、ずっと自分の中の条件を整理していました。この記事では、その条件と、いま候補に挙げている一足についてまとめてみます。
室内シューズとして求める条件

まず大事なのは、たくさんステップを踏んでも疲れにくいソールです。ある程度の柔らかさと厚さがほしいところです。1回のレッスンや練習で、足は想像以上に地面を蹴り、着地の衝撃を受け止めています。ソールの良し悪しは、翌日の脚の疲れにも、練習を続けるモチベーションにも直結します。
ただ、だからといってゴツすぎるシューズは避けたいです。ハウス系の速いステップを踏むときに、重たい靴だと足さばきが遅れてしまうからです。クッション性と軽快さ、この2つのバランスをどこで取るかが、シューズ選びの最初の難所だと感じています。
そしてもうひとつ、僕にとって大きいのがグリップ力です。室内は湿気や床のワックスの影響で、足が「キュッキュッ」と引っかかる感覚が強いと感じます。
外では思い通りに踊れるのに、室内だと引っかかりが気になって楽しく踊れない。そんな経験を、大学時代にたくさんしてきました。ターンやスライドの途中で足が止まってしまうと、リズムも気持ちも途切れてしまうんですよね。
当時はベビーパウダーを靴底につけて滑りやすくしていた時期もあります。でも、床に付いた粉で他のダンサーさんが滑ってしまったら危ないので、今はやめたいと思っています。だからこそ、グリップが効きすぎない靴を最初から選びたいんです。
ダンスシューズ選びで見過ごされがちなポイント

全体の作りがゴツくないほうがいい
ソールもボリュームも大きい靴は多いですよね。特にHipHopの場合、ダボッとした服を合わせることも多いので、ゴツい靴はファッション的にも似合います。それに、ソールが厚いほうがクッション性は高く、練習を続けたときの脚の疲れも軽減されると思います。
ただ、ボリュームのある靴にはデメリットもあると気づきました。それは荷物がかさばることです。
社会人がアフターファイブにスタジオへ行くとき、仕事の荷物に加えて練習用のシューズを持ち運ぶことになります。通勤とは別に、練習用の服もリュックに入れておかないといけません。これが意外と負担になるのに、靴を買うときには見過ごしがちなポイントではないでしょうか。
たとえば、仕事帰りに満員電車でリュックを背負うとき、靴の分だけ荷物が膨らむと、それだけで疲れが増します。職場のロッカーがあまり大きくない場合は、いかに荷物をコンパクトにするかがより重要になってきます。「練習に行く気力」は、こうした小さな負担の積み重ねで削られていくものだと思います。
この点を考えると、アディダスのGazelleのように、もともとテニス向けに作られたソールが薄めの靴を選ぶのも良さそうです。薄くて軽い靴は、荷物としてもコンパクトで、床の感覚も掴みやすいというメリットがあります。
靴裏の構造は事前にチェック

もうひとつ注意したいのが靴裏です。滑りにくいように工夫された靴だと、ワックスの効いたスタジオの床では摩擦が強すぎて、かえって踊りにくくなるかもしれません。
靴裏のパターンや素材によって、グリップの強さは大きく変わります。ゴム素材のものや、深い溝が刻まれたものは、屋外では頼もしい反面、室内では「引っかかり」の原因になりがちです。
買う前に、靴裏の構造は必ず確認しておいたほうがいいと思います。可能であれば、試着の際に店舗の床で軽くステップを踏んでみて、足の滑り具合を確かめるのがおすすめです。
シックなガムソール(茶色いゴムっぽいやつ)は柔らかめの素材で床にしっかりフィットしてしまい、ダンスをするには床の引っ掛かりが強すぎて踊りにくいかもしれない、という懸念点があります。
アウトソールは固めのゴムで、できるだけ凹凸の少ないフラットな構造のものが良さそうです。
ちなみに僕のこだわりポイント
僕は、ブランド名が大きく載っている靴があまり好きではありません。こちらの記事にも書きましたが、僕がレペゼンしたいのはブランドではなく、自分自身だからです。
とはいえ、靴は難しいんですよね。服なら無地のシャツも無地のズボンも無地の帽子もあるのに、無地の靴はほとんど見かけません。しかも、質を信頼できるメーカーの靴になるほど、ブランド特有のロゴやトレードマークがしっかり入っています。
なので、できるだけシンプルなデザインを選びつつ、メーカーのロゴだけは妥協して受け入れることにしました。
すべてを完璧に満たす一足は存在しないので、「ここは譲れない」「ここは妥協できる」という優先順位をつけておくことが、納得のいく買い物につながると思っています。
室内用ダンスシューズの候補

ここまでの条件をふまえて、いま僕が検討しているのがPUMAのSuede(スウェード)です。
全体の作りがシンプルでコンパクトなので、荷物がかさばりにくく、動きも軽くなりそうです。しかもHipHopの文化や歴史の中で長く愛されてきたシューズなので、ダンスをする身としても気持ちが乗ります。僕のこだわりポイントも、ほぼ満たしてくれています。
ただ、気になるのは靴裏のグリップ感とクッション性です。ここは実際に履いてみないと分かりません。近いうちに店頭で試着して、フィット感や足裏の感覚を確かめたうえで、良ければ購入するつもりです。
まとめ
室内用ダンスシューズを選ぶときのポイントを、あらためて整理します。
- 長時間踊っても疲れにくい、ほどよい厚みと柔らかさのソール
- ゴツすぎず、速いステップを踏みやすい軽快さ
- グリップが効きすぎず、室内の床で引っかからないこと
- 社会人にとって大事な、荷物のコンパクトさ
- 自分のこだわり(僕の場合はロゴの控えめさ)
デザインやクッション性ばかりに目が行きがちですが、「室内で」「通勤の荷物と一緒に」という使うシーンまで想像して選ぶと、失敗しにくいと思います。
試着の結果は、また記事にまとめますね。この記事が、シューズ選びで悩んでいる誰かの参考になればうれしいです。


コメント