「筋トレは自分を裏切らない」という表現、よく聞きますよね。鍛えた分だけ身体がちゃんと変化して応えてくれる、つまり努力が無駄にならないということ。例えば男性の場合、好きな女性にどれだけ頑張ってアプローチしたとしても、相手が自分を好きになってくれるかは分からないし、良かれと思ってしたことが裏目に出てしまうこともあります。
こんな感じで「裏切られた」と言いたくなるような状況は、恋愛に限らずいくらでもあるはずです。それに対して筋トレは、鍛えた分だけの見返りが必ずある。その魅力に惹かれて筋トレに夢中になる方は多いようです。
もちろんそれは良いことだと思いますが、僕としてはダンスも筋トレに負けず劣らず「自分を裏切らない」ものだと思っています。この記事では、ダンスが努力に応えてくれるという話を少し深掘りしてみます。
ダンスが自分を裏切らない理由
ダンスは才能・センスだけじゃない

ダンスと聞くと、才能やセンスがないと上手くなれないと思われがちじゃないでしょうか。僕自身、ダンスを始めるときに「たいして運動神経が良くもない自分がチャレンジしても大丈夫だろうか」という漠然とした不安を抱いていたのを覚えています。ただ、ダンスに出会ってから15年以上経った今言えるのは、センスや才能がなくてもダンスは上手くなれる、ということです。
もちろん、コンテストで賞を獲ったりバトルイベントで勝ち上がっていくには、才能やセンスが間違いなく必要だと思います。でも、普通に楽しみながら上手くなりたいという条件であれば、誰でも確実に達成できます。これは筋トレも同じですよね。ボディビルのコンテストで勝とうと思えば、一般的な努力だけでは無理でしょう。
でも、自分が満足できる鍛え抜かれた身体に仕上げることは誰にでもできるはずです。センスがなくても、食事管理や筋トレメニューの工夫で誰もが到達できる次元のはず。同じように、自分が気持ちよく音楽にノッて楽しめるようになる、というレベルのダンスなら、誰にでも到達できるのです。
基礎練をすれば間違いなく上達する

筋トレの食事管理やトレーニングと同じように、ダンスでも基礎となる練習メニューを丁寧にこなし続ければ、間違いなく上達していきます。僕自身、大学生のときにダンスを始めて、上手く身体を動かせない自分にもどかしい思いをすることが多かったです。「やっぱり俺にはセンスがないな」と落ち込むことも度々ありました。
それでもめげずにアイソレーションや基礎のステップを地道に継続してきたことで、今ではどんな曲でも楽しく気持ちよく踊れるようになりました。人前でダンスを披露するときも、自信を持って踊れる状態です。始めたての頃の自分では考えられなかった次元まで来ることができました。どれだけ自分に自信がない人でも、堅実に努力を重ねればダンスは上達します。
サイファーなどのアドリブで如実に成果が表れる

始めたての頃は、音楽に合わせてアドリブで踊っている先輩を見て「どうすればあんな風に踊れるようになるんだろう」と、雲の上の存在のように感じていました。でも、ダンスを始めて半年くらい経った頃、ふと気づいたんです。
スタジオ練習でかかっている音楽を聴きながら「あれ?身体が勝手に動いて踊れているぞ」と。それまでは振付けしか踊れなかった自分が、知らないうちに聴こえてきた音楽に合わせて身体を動かし始めていたのです。「アドリブって、勝手に身体が反応するものなんだ」と気づけたのは、とても大きな出来事でした。
それから月日を経るごとに実感したのが、「基礎練で積み重ねているムーブは、アドリブ時に無意識に高いクオリティで実践できる」ということ。アドリブで踊っている最中に「次はこの動きをするぞ」と意識しなくても、勝手に身体が動いているんです。
このことに気づいてから、サイファーがどんどん楽しくなりました。事前に仕込むことも、何の打算もなく、「その時に聴こえてくるサウンドを素直に感じるだけ」でいい。丁寧に音楽を聴くようにすれば、普段の努力で積み重ねてきた大量のムーブの引き出しから、身体が勝手に選んで反応して動いてくれるんです。
ダンスは自分を裏切らない

小さい頃からダンスをしていたわけでも、運動神経が特別良かったわけでもない自分が、まさかこんな境地にまで至るとは、自分でも驚きです。サイファーでは「聴こえてくるサウンドに素直に反応するだけ」なんて、ちょっとセンスあり風な発言までできるようになりました。
これからダンスを始める方、ダンス初心者で上達できるか不安な方に伝えたいことがあります。「ダンスは決して裏切らない」ということです。自分が好きな音楽に合わせて、好きなムーブをひたすら繰り返し、気持ちよく楽しく練習していれば、知らないうちにダンスは上達します。
楽しんでいるうちに上手くなれるなんて、ダンスはとても素敵なものです。漠然とした不安は今すぐ捨てて、いま聴こえてくるサウンドに意識を向けていれば大丈夫です。
一緒にダンスライフを楽しんでいきましょう!



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